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2005/10/09

からだと心の発達について(うらら版)

しつこいようですが、乳幼児の発達の道すじについて、大事なポイントは何か、ということをまた考えてみました。(ほんと自分でもシツコイと思う。だけどホームページを作った大きな理由なのだ。)
というのもこの頃その時期の赤ちゃんたちと会ったり、ママたちの話を聞いてますます感じるからです。

発達の順番と心のこと。

(育児書・健常の場合)
首すわり→寝返り→おすわり→ハイハイ→つかまり立ち→一人歩き

(うらら版・特に低緊張の場合)
寝返り→連続寝返り→おなかをつけたハイハイ→おなかをつけないハイハイ(同時に自分でできるお座り・首すわりもこの頃かも?)→つかまり立ち→一人で立ち上がる→一人歩き

これをあまり重要でない、というようなことを書いてあるものもありますが、私はとても重要だと思います。確かに健常の子の場合は多少違っていてもいいかもしれませんが…
というのは本の紹介のところにある「発達の扉」にも書いてありますが、これらの順番は身体面だけでなく心の育ちの問題とも大きくつながっていると思うからです。
つまり、からだと同時に心も一緒に育つ、心と同時にからだも育っている ということです。

4ヶ月の赤ちゃんでも右手から左手に持っているものを持ちかえる時に達成感を持つそうです。この「達成感」つまり、自分でやってできた!と感じながら育つ、ということが大事だ、と思うのです。

特に間違えやすいのが「寝返り」ができた後、育児書の順番どおりに次は「おすわり」だと思って「おすわりを親がさせてしまう」こと。
これは赤ちゃんが自分でできるのではないのだから「達成感」はありません。しかも低緊張がある場合は筋肉にも負担がかかり、側湾になったり、ハイハイしないで座ったままになったり、いざりをするようになる。そして結果的にはたぶん(私の仮説)歩く時期が遅くなるのでは、と思っています。

(すでに、いざりをしているお子さんの保護者の方には大変申しわけありません。それが一生を左右する、というような大きな問題ではなくて、できればそのほうがいい、という程度です。いざりをしていても、歩けるようになるし無理していざりをやめさせてハイハイさせようと思わなくてもいいと思います。)

親としては寝返り(連続寝返り)時代が普通より長いので、そろそろ次のことをしてほしいなぁ、という気持ちになってしまうかもしれませんが、ここではそのまま連続寝返りを十分にさせてあげることが次へ進むための準備と考えたほうがいいと思うのです。そして、連続寝返りができて自分で好きなところに行ける、というのはまさに「達成感」や「探索する心」を育てると思います。

※「うつぶせ」にしたほうがいいのは、生まれてからこの寝返りの前です。なるべく早くから「うつぶせ」に慣らしておいたほうが、首すわりにも、ハイハイの時に必要になってくる腕の力もつくのではないかと思います。

さきほどの「探索する心」が育つこと=「見えない世界への期待の力」というのはつかまり立ちをする時にたいせつな役割をはたすそうです。(「発達の扉」によると)発達は、からだの機能などの形式的なものだけでなく、子どもの願いや目的をつくる力という内容的なものが統一されて獲得されていかなければならないのです。

赤ちゃんでもひとつひとつを自分の力で獲得していくことが心を育てる。心を育てることがさらにはからだの発達をうながす。親は「おすわりさせる」のではなくて、何をしたいのかなぁ?と考えて本人の心を大事にして、「○○ができたねぇ」とほめたり共感したりということがいいのではないかと思います。

そして、この時期にこういった必要な経験が不足すると青年期に後退することがあったり、知的に7歳~8歳でもそういう時期の弱さをもったままということが知的障害児にはあるそうです。この話はまたいつか。

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コメント

こんにちは。
「うつぶせ」の記事に続いてまたお邪魔させてもらいます。
うちの息子は今まさに連続寝返りをマスターし始めている時期かと思います。首もだいぶしっかりしてきましたが、まだ完全にすわったとは言えない状態です。そしてこの次のアクションがどう出るか気になっていました。というのもハイハイより先にお座りができるのでは?、という感じなのです…。
特にお座りに導こうとしている訳じゃないのですが、横抱っこしていても居心地悪そうに上半身を起こしたり、ベビーカーや食事用の椅子に座らせても背中を反らしてゴソゴソして前につんのめる感じになったりすることがあります。
一方うつぶせにさせると上半身を支えている時間が長くなりました。腰も浮いてきたり、足が「平泳ぎの蹴り」みたいに動くようになったけど、そこからの移動はまだできません。
個人差もあるから一概には言えないんでしょうけど、ちゃんと歩けるようになるよとは言われていても、どういう発達(成長)過程を踏んでいくのが好ましいのか、もっと細かい情報が欲しいなと思っていたところでした。

「達成感が大事」というのもすごく同感です。
うちの息子もうつ伏せの状態で顔を持ち上げて私と目が合うとニタァ~と笑ったりします。おそらく「できた!」って気持ちを表してるのかなと思って、よく頑張ってるねと返すようにしています。そうやって自信を覚えるんでしょうか。

乳幼児期の情報って私にはまだまだ少ないような気がします。今回の記事とても参考になりました。ありがとうございました。

投稿: パンダ | 2005/10/09 11:43

私もこういう内容を知ることができるのが、うららさんからのお話しだけなので、とても参考になります。

保健所のほうには「療育に通いたい」と伝えていますが、なかなか前に進まないんですよね。そういうところに通い始めれば、もう少しわかるのかな?と思っていますが、そんな間にもコドモは成長しているんですものね〜。

発達の扉、読んでみたいと思います。

投稿: りっきママ | 2005/10/09 19:03

パンダさん、こんばんは♪
パンダさんのお子さんは確か10ヶ月くらいですね。参考のためにうちの場合、ずりばいらしきものになったのは1歳1ヶ月の時でしたから、連続寝返り期間は数ヶ月は続いたのです。
パンダさんのお子さんが、ハイハイよりおすわりが先になりそう、というのは親が何もしないのに自分でおすわりをしそうだ、ということでしょうか?(この場合のおすわりってイスじゃなくて床にですよね?)
体が柔らかいお子さんの場合、ハイハイせずに自分からおすわりしてしまうことがあるとは聞きます。その場合は無理やり寝かせるわけにも行かないでしょうね。もしいざりをはじめてしまった場合は階段を登らせたらどうかな?って思いました。階段はおすわりの形のままでは登れませんから自然とハイハイのスタイルになるのではないかしら?
階段はおなかをつけたハイハイからおなかを上げたハイハイに移行する時にも有効な気がします。
横抱きを嫌がるのは低緊張のせいでからだが辛いのかなぁ。うちも苦手でした。無理しないほうが良さそうですね。

りっきママさん、こんばんは♪
療育機関に通えると安心でいいですね。でも一番過ごす時間が多いところでしっかりと見てあげられればそれが一番!という気もします。
あせらず「急がば回れ」でいきましょう!

投稿: うらら | 2005/10/09 20:50

うららさん、コメントありがとうございます。
「ハイハイより先におすわりしそう」発言のおすわりは床へのことで、PTさんのリハビリ指導の際の出来事です。
体をいろいろ動かす中でおすわりをさせるのですが意外とその姿勢をキープできたのです。
(いわゆる初期段階なのでしょう、前のめりで腕をついて、しかも上半身が重たそうですぐつぶれちゃいました。)本人の力だけではまだすわれません。
家では椅子を使ったりはするものの、床おすわりの実践はしていません。抱っこも嫌いみたいなのでもっぱら床に転がしてばかりです。

PTさんからの自宅課題もあまり出されないし私もさほど大した働きかけをしていません。
果たしてこのままでちゃんと発達のステップを登っていけるのかと心配するものの
「まぁなるようになるかな」とあまり気負わずに自然の流れに任せる感じで
のんびり見守ろうと思っています。放任過ぎるかもしれませんが…

このうららさん論、もっと多くのお子さんのデータが集まって具体化されれば
この先同じ悩みに直面するママさん方の頼れる教科書になるんじゃないでしょうか。
私もすごく勉強になりました。続編をまた楽しみにしております!
それと「いざり」や「側湾」という言葉ですけど、時間がありましたら後日解説をお願いしたいです。初心者マークでスミマセン。

投稿: パンダ | 2005/10/10 01:33

パンダさん、私の私論に興味を持ってくれて嬉しいです。「いざり」「背ばい」の簡単な説明と一緒に3大私論を10/10の日記にまとめてみたので、読んでみてください。

「床におすわり」の件ですが、訓練の時などにどのくらい安定しているか試してみる、やらせてみる程度ならいいと思うのです。でも積極的に「おすわりできるようにしよう」「できるようになったから座らせておく」というのがマズイと思うのです。
ぜひぜひ、自力で座る姿勢がとれるまでは赤ちゃんが自分でできることをメインにすることをオススメします。

パンダさんのお子さんの様子、また時々教えてください。

投稿: うらら | 2005/10/10 10:48

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